後輩営業は虎視眈々と先輩アシスタントを狙っている

私自身が選んで

私といれば絶対幸せだと言ってくれた後輩。

この言葉、かっさかさの乾いた心にしみる。

それは、私にとって幸せ?

未来幸福度がダダ下がりの彼氏といれば、もちろん幸せには・・・なれない。

幸福度未知数の後輩は、現在恋愛スタート地点なら、つまり何もかもが0%。

という事は1%上がっただけでも確実に幸せを感じることができるだろう。

25歳の後輩君に最初から結婚を望むのはかわいそう過ぎるし、年上女がこのできる後輩の相手では回りも納得が難しいだろう。

後輩だってすぐに私に飽きるかもしれない。

マイナスの要素ならいくらでも浮かぶ。

でも、目の前の不幸より、幸せに浸りたい。

それが例え少しの期間でも。

決して自棄になっているわけではない、と思う。





ただ、年齢とかに流されるのではなく、幸せになる可能性があるなら後悔したくない。



”あなた自身が僕を選んで”その言葉が心に響く。

私自身が選ぶんだ!





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