【甘すぎ危険】エリート外科医と極上ふたり暮らし
わたし、ちょっと前まで処女だったんですけど……。
いきなりこんな展開になるなんて想像もしていなかったから、体は悲鳴をあげる寸前。
それでも真澄さんに『愛している』と囁かれると、体は痛みを忘れ甘く蕩けてしまい、彼に体を委ねる自分がいるから、どうにもこうにもお手上げ。大きなため息をつき、目線を窓の外に向けた。
「どうした?」
モヤッとしているわたしと大違いで、真澄さんは上機嫌だ。
いろいろと思うことはあるけれど、そんな笑顔を見せられたら何も言えなくなるじゃない。
こんなとき、こうやって隣りにいてくれるだけで幸せだと思っちゃうから、わたしも大概真澄さんに甘いなと自分で自分に苦笑してしまう。
「何でもありません。あ! それより真澄さん。ちょっと聞きたいことが」
ふといつもの朝の受付の光景が頭に浮かび、ずっと気になっていたことを聞いてみたくなってしまった。
まだロビーには誰もいないことを確認すると、少しだけ体を寄せる。背の高い真澄さんを見上げると、不思議そうな顔をする彼の目と交わった。
もう慣れたはずなのに、切れ長の綺麗な瞳に胸がトクンと高鳴る。