終わりは始まりか ~私達の場合~
「俺達はしっかり美月をアテにしているんだからな。なあ、母さん。」
お父さんの笑顔が弱々しく感じるのは、私の気のせいだろうか。
「向こうに居た時と同じくらい忙しくなるじゃない。」
私の悲鳴に、両親はニッコリ笑う。
「ねえ、誰かその関係で頼りになる人はいないの?」
「えっ?」
お母さんの質問の意図が分からない。
「誰か美月と一緒に設計事務所をやってくれる人が居たら、そのまま譲っても良いんだけれどな。」
お父さんの言葉でそれを理解する。
共同経営者でも欲しいという所か。
「ううん、まあ…。」
私は言葉を濁す。
当然こういう仕事を一緒にしてくれる人となったら、前の会社のつてをたどるしかない。
お父さんの笑顔が弱々しく感じるのは、私の気のせいだろうか。
「向こうに居た時と同じくらい忙しくなるじゃない。」
私の悲鳴に、両親はニッコリ笑う。
「ねえ、誰かその関係で頼りになる人はいないの?」
「えっ?」
お母さんの質問の意図が分からない。
「誰か美月と一緒に設計事務所をやってくれる人が居たら、そのまま譲っても良いんだけれどな。」
お父さんの言葉でそれを理解する。
共同経営者でも欲しいという所か。
「ううん、まあ…。」
私は言葉を濁す。
当然こういう仕事を一緒にしてくれる人となったら、前の会社のつてをたどるしかない。