私という存在は、貴方からするとどんなふうに移っているのだろう
「兄貴…。俺より他の患者さんのところ言った方がええんちゃうん?」「アホか、家族より大切なもんは、ない。ここの病院に来てくれる患者さんをみるのもたいせつや、でも、もっと大切なんは、家族や雪都」そうこうしてる内に、応急措置がおわったみたいだ。「唯那ちゃんありがとう。また2ヶ月後にね。」「あっはい。雪先輩お大事に」「ありがとう唯那ちゃん。」

── 帰宅 ──

「ふぅ…。疲れた。」── ドサッ── わたしは、ベッドにダイブした形になった。「今日は、何時もより疲れたな…。」そこから眠りについた。

── 朝 ──

「ん……。ふぁ……。」目を開けると手にカッターを持っていた。「── !? ──」左腕に目線を落とした。「あれ?大丈夫かな…。」血は、出ていない。なぜカッターを手にしていたのだ……。「ん。疲れた時とか、"何時も" 持ってるな。」そう。私は、疲れたり、嫌な事があると、いつもカッターを手にしてしまうのだ。「ダメだな…。これもどこかに隠さないと、麗都に隠してもらおう」

── ピーンポーン ──

「ん。おはよう。麗都」「ん。唯那病院どうだった?」「前より少し良くなったって」「それなら良かった。」そのあと、麗都にカッターを隠して貰った。

── 学校 ──

「おはよう!唯那」「おはよう、優愛」「……。え!?」「ん?何どうかした?」「い、い、今優愛って……。」「あー呼んだかも。」「それでいいじゃん!!むしろそれでいこう!!」興奮してるみたいだ。「ねぇ……唯那ちゃん」── !?── 「な、何かしら」突然後ろから声がした。「そんなに驚かなくても、」「あ。"むむ"おはよう」「ゆゆちゃん。おはよう。」"むむ" こと月汐 夢羽(つきしお むう)くん。ふわふわしている子だ。
< 6 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop