Mirror Ball
眞智子には、唯一ツと言える程の夢が在った。何かしら、手に職を付ける。職人に成る事が、彼女の夢だった。
学校で求人票を眺めていると、偶然手にした寿司屋のそれに興味が湧いた。眞智子の頭に、「寿司握る女職人なんて少ないだろうし、格好が良い」と言う考えが浮かんだ。
すぐに申し込みをして、企業説明会へ出向いた。その場で、「職人として修業させて下さい」と旨を伝えると、「女の子だから給仕係として雇うが、希望するならば職人として仕込んでやる」との答えを企業側から貰い、形式的な面接をして、とんとん拍子で就職が決まった。
しかし、働き始めてから、「女子を厨房に入れる訳にはいかない」と会社から理不尽な通告をされ、「ふざけるな」と思い三日で就職した寿司屋を辞めた。
学校で求人票を眺めていると、偶然手にした寿司屋のそれに興味が湧いた。眞智子の頭に、「寿司握る女職人なんて少ないだろうし、格好が良い」と言う考えが浮かんだ。
すぐに申し込みをして、企業説明会へ出向いた。その場で、「職人として修業させて下さい」と旨を伝えると、「女の子だから給仕係として雇うが、希望するならば職人として仕込んでやる」との答えを企業側から貰い、形式的な面接をして、とんとん拍子で就職が決まった。
しかし、働き始めてから、「女子を厨房に入れる訳にはいかない」と会社から理不尽な通告をされ、「ふざけるな」と思い三日で就職した寿司屋を辞めた。