だって死なないし。
此処は果て。

そっと目を開けるとそこには見たことがない世界が広がっていた。
どこまでも続くような広い広い草原のような場所だ。

不思議と私には焦りや、不安な気持ちはなかった。むしろ最初から私の居場所はここだと思えるほどに。

一歩前へ進む。先に何があるのかも分からない。
だが私は行き場を知ったかのようなしっかりとした足取りで進んだ。

その瞬間周りの景色が溶けるように消え、真っ暗になった。

私は突然の事でビックリし、その場に立ち尽くす。

そこで私の意識が遠くなっていった。



グルグル、グルグルと…………



< 1 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop