だって死なないし。

「終わったー！」


本日最後のテストが終わった後、開放感にあふれている私！


「凜、明日もまだテストやよ。」



横で鬱陶しそうに私を見ている音羽から現実を知らされる。

べ、別にちょっとうれしいなって思っただけやし。。。明日もテストやってことももちろん知ってるし。。。


「まぁ何はともあれ今日は終わったんやから！ええやん！」


まぁ気持ちはわかんでーと返事を聞きつつ、学校を出て駅へと向かう。
駅に着いたとき、音羽がぼそりとつぶやいた。


「今日はガチで凜が遅刻するかと思っとったけど、結局せんかったしなぁ。」


「え！？なに！？遅刻した方がよかったん、私！？」


「あたりまえやん。」


「え、、ひど、、。」


冗談やって、と笑って言う音羽だが、正直音羽が言うと冗談に聞こえない。
やめてよーと私も笑って返していると、急に誰かに肩を押された。