チャンスをもう一度
喧嘩すると
絢菜は、いつも謝ってきて
「悪いとこは直すから」
と、言ってキスをしてくる。
思春期のあの頃は、
なし崩しに絢菜の身体を
抱いて欲を出す
そんな繰り返しだった。
だが、絢菜か自分を直すことはなく
俺は、仲間や友人には
あやまりながら一緒に騒いだりしていた。
もう、本当にうんざりなんだよな
と、思っているときの
叔父さんの転勤に
俺は、良い機会かも
と、密かに思っていた。
絢菜が、引っ越しをしてから
俺は、女より同性の友人達と
遊んだり、毎日楽しくてしょうがなかった。