チャンスをもう一度
お**どうしたら2️⃣

絢菜は、目を覚まして
「陽翔は?」と、聞いた。

「陽翔君には陽翔君の生活があるの
あなたにばかりついているわけには
いかないでしょう。」
と、春美が言うと
絢菜は、黙ったまま
窓の方を向いた。

ああ、わかってくれたんだ。
今は落ち込んでいても
きっと大丈夫
そう思っていた・・・・

絢菜の飲みものと自分のものを買いに
絢菜の部屋をちょっとだけ出た。

戻ってくると絢菜の病室がバタバタしていた。
「あの?」
と、看護師さんに声をかけると
「あっ、お母さんが戻られました。」
と、言われて
病室に連れていかれた

病室の中は嵐がきたのか
と、言うほど。
絢菜は?と思ったが
絢菜はベッドに寝ていた。
先生に
「鎮静剤を注射しました。」
と、言われた。


絢菜は点滴を引抜き
運ばれてきた食事を投げつけ
飾ってあった花瓶を割り
割った花瓶の欠片で
手を切りつけたらしく
血もあちこちに飛んでいた。

話しを聞きながら
ボォーぜんと立ち尽くす春美。

幸い、傷も浅くてすんだが
また、傷が増えた。
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