チャンスをもう一度

凌は・・・

「のぞ・・み・・
    どうしたの?」
「なにもないよ。
お腹ペコペコ、早く行こう。」
「バカ!何年一緒にいると思ってる?」
「22年?」
「もぅ、真面目に答えるな?」
「もぅ、終わった事。
明日から凌にしばらく会えないんだから
今日は、凌と楽しく過ごしたい。」
「ああ~っ、わかった。
でも、辛くなったらいうんだよ。」
「うん、ありがとう。
   私は凌がいれば良い。」
と、言って笑うが・・・・

望海·····
あんた、今、どんな顔して笑っているか
知っている?
あいつだろう····と思ったが····

望海の思うように
やってあげたくて
二人で洋服みたり····
くつをみたり·····
ランチ食べからは、
雑貨屋さんを回って
凌は、望海と二人でテンション高く騒いだ。

翌日は、凌も空港に見送りにいった。
そのとき····望海から
これを藤本のマンションのポストに
入れてほしいと手紙を渡された。

携帯も繋がらない今
この方法しかない。

凌は、間違いなくと預かり
望海にイタリアに遊びに行くからね
と、伝えると・・・
望海は、笑いながらイタリアに発った。

イタリアで元気になると
よいけど‥‥‥‥

凌は、帰りに陽翔のマンションのポストに
預かった手紙を投函してから
帰宅した。

経つ前の·····夜に···
望海から話しを聞いた。

どんだけ、望海を傷つけたら
良いのか······と頭にきていた·····
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