チャンスをもう一度

父親は仕事の都合で来れないと
言っていたから
高校生ではないんだから・・・
と笑い
母親が
「少しだけ式典に参加する。」
と、言ってくれた。

俺は、準備をして
絢菜にも “いってくる”
と、声をかけて
母親より先に大学に向かった。

数ヶ月ぶりの大学に
心がウキウキする反面
望海に対して不安で
複雑な気持ちになる。

だが・・・本当にバカな俺は
すべてを安易に考えていた。
< 43 / 119 >

この作品をシェア

pagetop