チャンスをもう一度
陽翔・・
入籍した事は、上司と総務の一部の
人にだけに報告した。
上司の吉本さんはびっくりして
その夜 飲み会に誘われた。
吉本さんは、35歳で妻帯者だが
奥さんを凄く大事にしていた。
俺は、全ての経緯を話した。
「すみません、重い話で。」
「まぁな、でも会社でも
あんなにモテるお前が
誰にも靡かないから
大切な人がいるのだと思っていたが
そうだったのか・・・
お前・・それで良かったのか?
と言っても子供ができたんではな・・」
「妻も一生懸命やってくれてますし
俺も変わらなければ、と思うのですが
中々、気持ちがついていかなくて。」
と、言うと。
「いいんじゃないか、それで。
藤本は、藤本なりに努力してるんだ。
お前の気持ちが一本でなくても
そのお前が愛してやまない彼女を
ずっと思っていても
家族も大切にしたらいいんじゃないか。
決して他人事だから
こんなこと言ってる訳じゃないが・・」
「わかってますよ。
ありがとうございます。
吉本さんに、そう言って貰えて
楽になりました。」
と、話して飲んでから
その日は帰宅した。
入籍した事は、上司と総務の一部の
人にだけに報告した。
上司の吉本さんはびっくりして
その夜 飲み会に誘われた。
吉本さんは、35歳で妻帯者だが
奥さんを凄く大事にしていた。
俺は、全ての経緯を話した。
「すみません、重い話で。」
「まぁな、でも会社でも
あんなにモテるお前が
誰にも靡かないから
大切な人がいるのだと思っていたが
そうだったのか・・・
お前・・それで良かったのか?
と言っても子供ができたんではな・・」
「妻も一生懸命やってくれてますし
俺も変わらなければ、と思うのですが
中々、気持ちがついていかなくて。」
と、言うと。
「いいんじゃないか、それで。
藤本は、藤本なりに努力してるんだ。
お前の気持ちが一本でなくても
そのお前が愛してやまない彼女を
ずっと思っていても
家族も大切にしたらいいんじゃないか。
決して他人事だから
こんなこと言ってる訳じゃないが・・」
「わかってますよ。
ありがとうございます。
吉本さんに、そう言って貰えて
楽になりました。」
と、話して飲んでから
その日は帰宅した。