チャンスをもう一度
さ**待つ日々
朝を迎え
陽翔は、私を送ってくれた。
タクシーの中でもずっと繋がれた手は
離れがたい二人の証
陽翔は、
「望海、愛してる
この気持ちは、いついかなるときも
揺らぐことも変わることもない。
しばらく、連絡はしない。
きちんとして、必ず迎えにいく
それまで、俺を信じて待っていて
欲しい。」
と、言った。
望海は、頷く事で精一杯だったが
陽翔の首に腕を回して
「‥‥‥愛してる‥ひかるっ‥‥」
と、言って陽翔の唇に自分の唇をあわせた。
すぐに陽翔から深いキスを
されたが‥‥‥
マンションが近づいて、
陽翔は望海を一度抱きしめた。
見詰めあう二人には、
二人にしかわからない信頼のような
物があった。
マンションに戻り
シャワーを浴びて着替えて
凌に“話を聞いて欲しいから
時間を作って欲しい”とラインをした。
“明日は、マンションに戻るから”と
連絡がきた。
母さんにも“週末に帰るね”
と、ラインをした。
“望海の好きな物を作って待ってる”
と、返事がきた。