チャンスをもう一度
翌日もやはり体調が良くなかったが
凌と病院に向かった。
結果・・・・
「おめでとうございます。
妊娠されてますよ。
二ヶ月になります。
エコー一緒にみましょうね。」
そこには、先生が説明してくれないと
わからないくらいの小さな小さな
赤ちゃんがいた。
私の赤ちゃん?
私と陽翔の赤ちゃん?
「今は、悪阻りで調子悪いでしょう?!
食べれるものを食べて
ゆっくりしてくださいね。
あまりにもひどいときは薬とかも
ありますから、いつでも言って下さいね。」
と、先生いわれ
凌と先生にお礼を言って
病院を後にした。
「大丈夫?望海。」
「・・・うん・・」
「藤本に連絡するんでしょう。」
「・・えっ‥‥ああ‥‥ううん‥。」
「どうして?‥‥望海っ‥何かあったね?」
凌にそう言われて
私は昨日の事を話した。
「だけど、それは西本さんが言ったことで
藤本が言ってきた事ではないでしょう!
わかっていると思うけど晶輝ちゃんが
藤本の子供なら、望海のお腹の子も
藤本の子供なんだよ。
藤本と望海のね。」
「‥‥‥そうなんだけど。
凌・・・どうして・・
良いのか・・わからないの・・」
「望海!!わかった。わかったから
考えなくていい。
帰ってからゆっくりしよう。」
と、言った。