チャンスをもう一度

望海は、翌日会社に体調不良で休みの連絡を
いれイタリアに経った。

辞めたくはなかったが
会社に迷惑をかけるならば
退職もやむ得ないと思いながら
イタリアについてから
上司に相談することにした。

今日は、おじいちゃまの所に行く安心からか
気分の悪さも余りなかった。

イタリアには凌と母さんが一緒に行く
お父さんは、心配してくれたが
「沢山心配かけてごめんなさい。
向こうについたらテレビ電話するから
お父さんも体に気をつけてね。」
と、言うと
「お父さんは、望海の幸せが一番だから
いつでも望海の幸せを願ってるよ
くれぐれも無理をしないように。」
と、言って望海を抱き締めた。

いつも自分の事を一番に考えてくれる
両親に感謝しながら父親を抱き締め返した。

イタリアに到着すると
おじいちゃまの部下の人が
車イスを用意して待っていた。

もぅ、仰々しいと思いながら
おじいちゃまの優しさが
嬉しかった。
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