チャンスをもう一度

陽翔からの話を避け続けてきたが・・・

父から実家に帰ってきなさいと連絡が入り、
晶輝を連れて実家に帰った。

ママに迎えられ
晶輝は、「バぁバだ!」と、
嬉しそうにママと話ながら
家の中に入っていく。
後に続いて行くと
リビングにパパがいて
・・・座りなさいと言った。

そこへ・・来客を知らせるベルがなり
ママが晶輝を連れて玄関に向かう
「あっ、パパっ」
と、嬉しそうな晶輝の声に
ハッとすると
父が制した。

母の後に晶輝を抱いた陽翔と
陽翔のご両親がリビングに現れて
父に挨拶をかわして
「絢菜、久しぶり。」
と、陽翔がいった。

「「絢菜ちゃん、こんばんは。」」
「お義父さん、お義母さん、陽翔
       こんばんは。」
「藤本さん、陽翔君、座ってください。」
「「「はい、ありがとうございます。」」」
と、言って三人は腰かけた。

母は、晶輝を外に連れ出した。
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