チャンスをもう一度
今日は離婚後初めて晶輝と会う。
晶輝と絢菜と公園で待ち合わせをした。
元気のない俺を見て絢菜から
「どうしたの?」
「えっ、彼女に会えてないって
どういう事?」
と、言われた。
俺は、望海はイタリアのお祖父様の
所に行っていて
まったく会えてないと話すと
「イタリア?どうして?
・・あっ・・・・私のせいだ。
陽翔、ごめん。
彼女に陽翔は晶輝の父親だから
やけ没栗とか困るからと牽制したの。」
「望海にあったの?」
「一度だけ。晶輝と・・・
・・・どうしょう」
「そうか、そんなことが。」
と、答えるしかなかった。
多分、望海が日本を離れる大きな引き金に
なっただろう。
晶輝と半日過ごしてから
自分の家に帰り透さんに連絡をして
絢菜が望海に言った内容を伝えた。
透さんも、
「そうか、そんなことが。」
と、言っていた。
それからは、
望海は元気にしているから心配しないように
と話してくれた。
望海に俺の事も話してくれたようだ。
その上で少し時間をあげて欲しいと言われた。