Je veux le protéger
「お前の過去は聞いた。」
「だから?
同情でもする気?」
「違う。
たとえ過去があっても、お前のやったことは許されることじゃねぇ。
それは……お前らも同じだ。」
そう言って周りで倒れてた奴らに向かっていう。
倒れていた4人は雷光の下っ端だ。
しかも、そのうち3人は偽のDunkelheitを名乗っていたメンバー。
「やり直す気はあるか?
同じことを繰り返さないと誓えるか?」
風南はすぐそばでこの様子を見ている。
兄貴は甘い!と叫びそうになりながらも耐えてるんだろう。
風櫻はきっと風南に文句を言うことで頭がいっぱいなんだろうな。
雷光のメンバーは皆同じことを考えてるんだろう。
「誓えるわけないじゃん。
一度やめようとしてやめられなかったんだから。」
「……………………。」