Je veux le protéger




「お前の過去は聞いた。」


「だから?
同情でもする気?」


「違う。
たとえ過去があっても、お前のやったことは許されることじゃねぇ。

それは……お前らも同じだ。」




そう言って周りで倒れてた奴らに向かっていう。

倒れていた4人は雷光の下っ端だ。
しかも、そのうち3人は偽のDunkelheitを名乗っていたメンバー。




「やり直す気はあるか?
同じことを繰り返さないと誓えるか?」




風南はすぐそばでこの様子を見ている。
兄貴は甘い!と叫びそうになりながらも耐えてるんだろう。

風櫻はきっと風南に文句を言うことで頭がいっぱいなんだろうな。

雷光のメンバーは皆同じことを考えてるんだろう。




「誓えるわけないじゃん。
一度やめようとしてやめられなかったんだから。」


「……………………。」



< 126 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop