Je veux le protéger
+promise
天side
『暇なんだけど。』
「あっそ。」
素っ気ない返事の総長様。
しかも無気力少年である。
一時は全国トップをはっていたこの族Dunkelheit。
姿を消した後はほかの族がトップだった。
きっかけはどうであれせっかく再結成してるんだ。
夢くらい追ってもいいだろ。
暴走族なんて馬鹿げたことは、今しかできないんだから。
『なぁ、風南ー』
「るせぇ」
『理櫻も風櫻も理南さんも抜けたんだぜ?
なんか対策とれよ。』
『……。』
倉庫(ちなみに幹部室)のソファで半分夢の中の風南。
こいつ、放っておいたら一日中寝てるんじゃね?
「かなーん。
いる?」