Je veux le protéger
+promise

天side


『暇なんだけど。』


「あっそ。」



素っ気ない返事の総長様。
しかも無気力少年である。

一時は全国トップをはっていたこの族Dunkelheit。

姿を消した後はほかの族がトップだった。

きっかけはどうであれせっかく再結成してるんだ。
夢くらい追ってもいいだろ。

暴走族なんて馬鹿げたことは、今しかできないんだから。



『なぁ、風南ー』


「るせぇ」


『理櫻も風櫻も理南さんも抜けたんだぜ?
なんか対策とれよ。』


『……。』




倉庫(ちなみに幹部室)のソファで半分夢の中の風南。
こいつ、放っておいたら一日中寝てるんじゃね?




「かなーん。
いる?」



< 134 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop