Je veux le protéger
promise.5
???side
「……あれでよかったのか?」
『なにが?』
「あいつの計画通り、雷光と離れて。」
静まり返った倉庫内。
周りに人は沢山いる。
しかし、誰もが何も言わず静かにソファに座る2人……黒のパーカーを着てフードを深くかぶった男と、銀の髪を揺らした私を見ている。
『仕方ないじゃない。
ああでもしなきゃ、あなたの計画に支障きたしてたでしょう?』
「………………さぁな。」
『素直じゃないのね。』
くすくすと笑う。
パーカーの男はタバコを取り出し、それに火をつける。
『あの子の計画に乗るのは不満?』
「いや。ただ……」
『あの子の計画に乗るのはいいけど、乗るとそれに合わせてこっちも変えないといけないから面倒?』
「………そうだな。」
タバコの煙を吹くとつまらなそうにつぶやく。
パーカーの男……風南。