Je veux le protéger




電話の相手は理南。





「‘まあいいや。
理櫻、雷光にはいないらしいぞー。
お前のとこ行ってねぇ?’」


『……知ってる。
来てねぇけど?』


「理櫻が借りてるマンションにもいなかったし、電話も繋がんねぇんだけど。」





俺も理櫻もそれぞれにマンションを借りて一人暮らしをしている。

……といっても、、親が経営してる会社が経営してるから家賃とかないんだけど。




『……電話も?』


「あぁ。
風櫻が退院したことを知らせようと思ってさっき電話したんだ。

そしたら何回かけても繋がんねぇ。」


『珍しいな。』



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