愛って何よ?
0、見てしまった
開いた口が塞がらないって正にこの事かも。

目の前で起きてる出来事を頭が処理出来ない時にこうなるのだ、人は。

さぞかし間抜けな面をしているだろう。

でも今はそれ所じゃなくて。

「…ご、ごめんなさい」

見慣れたオフィスに、尻窄みに呟いた私の謝罪が消える。

目の前で今まで抱き合っていた二人が、気まずそうに離れるのをただ見ていた。


神様、出来るなら五分前の私に戻して下さい!
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