愛って何よ?
「おかえり、遅かったね」

だらだらとリビングに向かってドアを開けると、モナが心配はそうにこちらを見て言った。

私はこの2LDKのマンションでルームメートと暮らしている。

その相手が中條 モナ(なかじょう もな)。

小学生から仲の良い、家族同然と言っても過言ではない大切な友達だ。

「モナー。大変だったんだよ」

モナの顔を見たらホッとして、愚痴をこぼしたくなってしまった。

私は泣きつくようにして、モナに会社で見て聞いてしまったの事を報告した。
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