愛って何よ?
7、出張
翌朝野村くんはひたすら私達に謝りながらも、図々しく朝御飯まで食べてから我が家を去った。

私は凄く不機嫌だったけど、顔には出さなかったはず。
そこは多分だけど。

もう不機嫌なのがバレても良いけれど、大人として不機嫌ですよと顔に描いてあるのもおかしいから努めて笑顔で接したつもり。

ただ野村くんが我が家の玄関からしっかり出て行ったのを確認すると、ガックリと疲れが訪れた。

今日が日曜で本当に良かった。

家事だって片付けだって、ゆっくりやれば良い。

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