愛の囁き☆私は強くない番外編☆

初カレ

♪♪♪♪♪♪

ゴトッ、

「痛っ…」

枕元に置いた携帯の目覚まし音が、鳴響き香里は、手探りで携帯を掴もうとして、自分の頭の上に落とした。

「頭痛っ…」

昨日、拓真と飲みすぎて頭が痛いのか、ただ単に今、携帯を頭の上に落としたからなのか…

「今日って、勤務なんだっけ？」

香里は、頭を押さえながら、自分の勤務を思い出していた。

「あー！日勤！遅刻する」

慌てて用意を始めた。

昨日、どんだけ飲んだんだろう？
拓真さんって、お酒強かったよな…私は弱くはないけど、強いって程でもないし。
拓真さんは、ほとんど顔色一つ変えなかったし。

昨日の拓真さんを思い出していると、顔がにやけてくるんだけど、私ってヤバいかな…
幸せボケってやつなのかな。

ダメダメ…
用意しなきゃ！

何度か脱線しながら、なんとか仕事に行く準備をした。