愛の囁き☆私は強くない番外編☆
翠から、彼女いるらしいよ、と聞いた私は、いてもたってもいられず、拓真さんに連絡していた…

って、勇気のある事なんて、私には出来ず。
悩んで 、悩んで、寝てしまっていた。

目が覚めて、また悩んでいた。

聞くべきか、聞かずべきか。
どうしよう。

♪♪♪♪♪♪♪

ビクッ

急に電話が鳴って、慌てて確認すると、拓真さんからだった。
出るか、出ないか迷った。

「もしもし?」

「…あ、香里ちゃん?この間はごめんね?」

「い、いえ。大丈夫です」

ぎこちない返事を繰り返した。

「香里ちゃん、怒ってる?」

「い、いえ。そんな事ないですよっ」

「なんかあった?」

「ええ?な、ないです、ないです」

自分でも、絶対怪しまれるだろうな、と思うぐらいの動揺ぶりだった。

「香里ちゃん、今から会いたいんだけど、いい?」

「え?い、今からですか?」

「うん。今すぐ会いたい。香里ちゃんの家に行ってもいい?」

「ええ!い、家ですか?あ、あの…」

「どこ?教えて…」

拓真さんの強引に、負けてしまった私は住所を教えてしまった。
そして、30分もしないうちに拓真さんが、私の家に来た。
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