愛の囁き☆私は強くない番外編☆
「…はぁ…」

「信じてくれる?」

「…っ、拓真さんっ…」

あまりの熱に私は、その場に立つ事が出来なくなっていた。
私の体を支えた拓真さんは、私を抱きかかえ、そのままベッドに連れて行った。

「た、拓真さん…」

「いいよね?香里。全部俺に見せて…」

拓真さんは、私を見下ろすと艶っぽく笑みを浮かべると、締めていたネクタイを片手で外し、ワイシャツのボタンを外して上半身裸になった。

あ、このまま、私…

「力抜いて…、優しくするよ」

「た、拓真さん…」

私は、拓真さんの体を抱きしめていた。



気がつくと、私は泣いていた。

「痛かった?ごめん、優しくするって言って出来なかったかも…」

「ううん、違うの。この涙は、嬉しいから…拓真さんに…」

「香里、好きだよ。俺には君だけだ、ずっとこうしていたいよ」

そう言うと、拓真さんはまた私を翻弄した。

何度、拓真さんに体を任せたか、分からない程…そして、意識を手放した。

気がつくと、朝だった。
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