愛の囁き☆私は強くない番外編☆
目が覚めると、私は拓真さんの腕の中だった。
目の前に拓真さんの顔があり、びっくりして声をあげそうになった。

「あ!…」

慌てて自分の口を押さえた。
起きちゃう、拓真さんが…

昨日、拓真さんとそういう事になってしまった事に、私は後悔はしていなかった。
人はこんな関係になって、早過ぎると言うかもしれない、彼女がいるって話もちゃんと分かってからじゃないと辛くなるのは自分だよ、だから自分を大事にしなきゃダメよと言われるかもしれない。
でも、不思議とそんな気持ちにならなかった。
好きだよと言ってくれた拓真さんを信じたいし、別れたって言ってくれたし。
その気持ちを私は信じていた。




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