愛の囁き☆私は強くない番外編☆
報告
結婚しよう、拓真さんの言葉が私の不安を全て取り払ってくれた。
「ほ、ほんとに?いいの?」
「あぁ、香里だけに責任があるわけじゃない。俺が悪いんだ、順番が逆になったけど…結婚しよう…」
そう言って私は拓真さんに抱きしめられた。
その時、扉の向こうにいる翠がドアの隙間から覗いているのが見えた。目が合った私に、よかったねと言ってくれていた。
それから拓真さんは、まだ仕事を置いてきてしまったからと、今日は帰らしてもらうよ、と帰って行った。
拓真さんが帰った後、出てきた翠におめでとー!とお祝いの言葉をかけてもらった。
「まさか、結婚って言うと思ってなかったよ、よかったね。香里」
「うん…うん」
うんと頷きながら、止まらない涙に私はタオルで顔を覆っていた。
私は、内心諦めていた。
きっと、堕してほしいと言われる事を覚悟していた。
きっとそう言われるだろう、って。
でも、拓真さんは結婚してくれと言ってくれた。
私が結婚?
本当に?
翠はその日、私の部屋に泊まっていった。
「ほ、ほんとに?いいの?」
「あぁ、香里だけに責任があるわけじゃない。俺が悪いんだ、順番が逆になったけど…結婚しよう…」
そう言って私は拓真さんに抱きしめられた。
その時、扉の向こうにいる翠がドアの隙間から覗いているのが見えた。目が合った私に、よかったねと言ってくれていた。
それから拓真さんは、まだ仕事を置いてきてしまったからと、今日は帰らしてもらうよ、と帰って行った。
拓真さんが帰った後、出てきた翠におめでとー!とお祝いの言葉をかけてもらった。
「まさか、結婚って言うと思ってなかったよ、よかったね。香里」
「うん…うん」
うんと頷きながら、止まらない涙に私はタオルで顔を覆っていた。
私は、内心諦めていた。
きっと、堕してほしいと言われる事を覚悟していた。
きっとそう言われるだろう、って。
でも、拓真さんは結婚してくれと言ってくれた。
私が結婚?
本当に?
翠はその日、私の部屋に泊まっていった。