愛の囁き☆私は強くない番外編☆

「え?そんな事…」

「だってそうでしょう?いいとこ取りなんて許せないじゃない。私だって、あなたの事許した訳じゃないわ。でもあなだって、ある意味被害者じゃない?勝手に終わりにされても、気持ちの行き場がないでしょ」

黙って頷くしか出来なかった。

「じゃ、また私から連絡するわ。私明日、大事なプレゼンなの。それが終わったら、さっき言った事しようと思うから。それまでによく考えていて。その間に拓真から連絡があれば、それはそれでいいことでしょ?」

「は、はい。ありがとうございます」

私は、拓真さんからの連絡を待とうと思った。

しかし、それは徒労に終わった。


そして、数日後、倉橋さんから連絡があった。

「どうする?」

私は、迷いなく返事をした。

「お願いします」
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