二人だけの屋上
「ねぇ、皐月。伊織くん知らない?」
クラスの女の子が、尋ねてきた。
「伊織?んー知らないな~。探してみる。」
「ありがとう!見つかったら、体育館来てって言っといてくれる?」
「オッケー!」
彼女はそう言って、教室から出ていった。
伊織は、私の彼氏。
クールだけど、たまに甘くて……。
そこがたまらなく、スキ。
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