君とずっと素敵な日々を
私は1番後ろの席だからグループの席も1番端
自己紹介くらい聞かないとわかんないなと思ってみんなの顔を見渡した
その時ある1人の人と目があった
…誰
初めてみる男の子だった
私が嫌な顔をしたのかはわからないけどその男の子が真顔だったのに急ににこっと笑ってきた
彼と出会ったのは今日だと思った
「じゃあ次、ゆーり」
「え?ああ俺?ごめんって〜なんかぼーってしてたわ」
『ゆーり』と呼ばれたその男の子が笑いながら言った
へえ、ゆーりて男の子にしては珍しい名前
最初の印象はこのくらいだった