甘く抱いて、そしてキスして…【完】
第2章 同居生活
第1節 決意
「ん?」私はカーテンの隙間からの太陽の光で目を覚ました。
「ん?」私は目を何度も擦って、自分の今居る場所を確認した。
あ、私寝ちゃったんだ。しまった…
目の前にはソファーで幸せそうに寝てる人がいる。
私は、彼がおそらく私にかけてくれた毛布を、樋口翔太郎という昨日会ったばかりの男にそっとかけてあげた。
私は慌ててスマホを取り出し、時間を確認した。画面には、【7時18分】と出ている。
「やば、とりあえず、家に帰ろう」
すると、突然、
「ス、スマホ……」
半分寝かけた声で彼が私を呼び止めた。
「え?」
「貸して、スマホ…」
「なんで?」
「いいから、早く」
私はしぶしぶ彼の元へ近づいた。彼は私のスマホを取り上げて、自分の電話番号とLINEのIDをさっさと入れた。
「必要な荷物持って来いよ」
「ち、ちょっと、冗談でしょ?」
私は、彼を必死で起き上げようとして、身体を揺らしたが、また夢の中へと入っていってしまった……
あーなんなの?
とにかく帰んなきゃ。
私はスマホを握りしめ、さっさと部屋を出て行った。
「ん?」私は目を何度も擦って、自分の今居る場所を確認した。
あ、私寝ちゃったんだ。しまった…
目の前にはソファーで幸せそうに寝てる人がいる。
私は、彼がおそらく私にかけてくれた毛布を、樋口翔太郎という昨日会ったばかりの男にそっとかけてあげた。
私は慌ててスマホを取り出し、時間を確認した。画面には、【7時18分】と出ている。
「やば、とりあえず、家に帰ろう」
すると、突然、
「ス、スマホ……」
半分寝かけた声で彼が私を呼び止めた。
「え?」
「貸して、スマホ…」
「なんで?」
「いいから、早く」
私はしぶしぶ彼の元へ近づいた。彼は私のスマホを取り上げて、自分の電話番号とLINEのIDをさっさと入れた。
「必要な荷物持って来いよ」
「ち、ちょっと、冗談でしょ?」
私は、彼を必死で起き上げようとして、身体を揺らしたが、また夢の中へと入っていってしまった……
あーなんなの?
とにかく帰んなきゃ。
私はスマホを握りしめ、さっさと部屋を出て行った。