甘く抱いて、そしてキスして…【完】
第3節 大雪
私は1階へ降りて、素早く暖房を入れた。
めちゃめちゃ寒い。
どうしてこんな日にわざわざ来るんだろう?
怪我でもされたら、大変なんだけどなー
うーん
断るべきだったかな?
私は、両手をこすりながら、足元用の電気ストーブもつけた。
待ってる間に、いろいろ雑念が入ってくる。
よし、クリスマスツリー片付けていくかな…
私は少しづつ、なまった身体を動かし始めた。
みんなで、飾ったクリスマスツリーは大活躍してくれた。
しまうのは勿体ないくらいだけど、あと1週間で、新年だからね。
トントン
トントン
ん?
穂乃香さんだ。
予想以上に、早かった。
私は、入り口を素早く開けた。
「わぁー大丈夫でした?早く中へ」
真っ白になった穂乃香さんは、冷え切った顔で私に、笑顔を作って見せた。
「ストーブ当たって下さい。タオルどうぞ」
予め用意して置いたタオルが、役に立った。
穂乃香さんの全身から、雪の結晶が、みるみるうちに溶けて消えて行った。
スラリとした背中が、なんだか小さな子供のようにさえ、見えた。
「はい、コーヒー。自販機あったから」
そう言って、穂乃香さんは、私に缶コーヒーを優しく渡してくれた。
ストーブの前で、丸まる穂乃香さんの隣に私も座り込んだ。
めちゃめちゃ寒い。
どうしてこんな日にわざわざ来るんだろう?
怪我でもされたら、大変なんだけどなー
うーん
断るべきだったかな?
私は、両手をこすりながら、足元用の電気ストーブもつけた。
待ってる間に、いろいろ雑念が入ってくる。
よし、クリスマスツリー片付けていくかな…
私は少しづつ、なまった身体を動かし始めた。
みんなで、飾ったクリスマスツリーは大活躍してくれた。
しまうのは勿体ないくらいだけど、あと1週間で、新年だからね。
トントン
トントン
ん?
穂乃香さんだ。
予想以上に、早かった。
私は、入り口を素早く開けた。
「わぁー大丈夫でした?早く中へ」
真っ白になった穂乃香さんは、冷え切った顔で私に、笑顔を作って見せた。
「ストーブ当たって下さい。タオルどうぞ」
予め用意して置いたタオルが、役に立った。
穂乃香さんの全身から、雪の結晶が、みるみるうちに溶けて消えて行った。
スラリとした背中が、なんだか小さな子供のようにさえ、見えた。
「はい、コーヒー。自販機あったから」
そう言って、穂乃香さんは、私に缶コーヒーを優しく渡してくれた。
ストーブの前で、丸まる穂乃香さんの隣に私も座り込んだ。