甘く抱いて、そしてキスして…【完】
「じゃあね」

「はい、気をつけて下さい」

穂乃香さんは、一面銀世界の吹雪の中を颯爽と歩いて帰って行った。


残された私と手紙。

一体何が書かれているんだろうか?

様々な感情が入り混じり、私は、脳内がパンクしかけていた。

この手紙は、いつ読むべき?
翔太郎に言うべき?
どうしたらよい?


ただ、私は胸元に手紙の入った封筒を抱きしめていた。



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