甘く抱いて、そしてキスして…【完】
第4章 燃える想い
第1節 デート
私達二人は、久しぶりのデートに胸を躍らせながら、仲良く車に乗り込んだ。
車の中はポカポカ。
私の心もポカポカ。
翔太郎の心もそうあって欲しい……
ふと心の中で色々足掻いてみる。
うふふっー
「さあ、行こうか」
翔太郎の元気な声でさらに私の気分は盛り上がった。
「うん、で、どこ行くの?」
私は助手席から、少しだけ翔太郎に顔を近づけて聞いた。
「ちょっと田舎にね。海も………あ、あとはお楽しみ」
「う、海?」
海が大好きな私は異常なくらいの反応をした。
車は順調に大都会を抜け、郊外を走っている。窓から見える景色は、私にたくさんの癒しと安らぎを与えてくれた。
「美園…手を出して」
優しく甘く、でも渋い声で言う翔太郎。
「ん?………はい」
私は不思議な感覚を抱き、運転席の翔太郎へ手を差し出した。
ギュッ、ギュッ
翔太郎は力強く私の手を握った。
「今日はずっと手を繋いでいよう」
翔太郎の甘々なその言葉に私は全身震え立つ。
し、し、心臓が痛い。
破裂する。
キュンキュンする。
いい加減に、私も慣れたらよいはずなのに、
何故か出会った頃より今現在の方が爆発しそうなくらいときめく。
私は、翔太郎が包み込んでくれている2人の右手と左手を私の左の手で柔らかく覆いかぶせた。
「ありがとう、翔太郎」
私は、最高の笑顔でそう言った。
車は左右前後、田畑しかない景色に変わって来ていた。のどかなほっこりとする優しく温かい風景。
「もう少しだから」
「うん、わかったぁ」
ちょっと甘えた声で返事をしてみた。
翔太郎は、握った手を私の右頬にあてた。そして、今度は頭に乗せて、ポンポンを3回してくれた。
「もうすぐ海も見えるよ」
「ほんと!?」
私は外の景色に釘付けになった。
車の中はポカポカ。
私の心もポカポカ。
翔太郎の心もそうあって欲しい……
ふと心の中で色々足掻いてみる。
うふふっー
「さあ、行こうか」
翔太郎の元気な声でさらに私の気分は盛り上がった。
「うん、で、どこ行くの?」
私は助手席から、少しだけ翔太郎に顔を近づけて聞いた。
「ちょっと田舎にね。海も………あ、あとはお楽しみ」
「う、海?」
海が大好きな私は異常なくらいの反応をした。
車は順調に大都会を抜け、郊外を走っている。窓から見える景色は、私にたくさんの癒しと安らぎを与えてくれた。
「美園…手を出して」
優しく甘く、でも渋い声で言う翔太郎。
「ん?………はい」
私は不思議な感覚を抱き、運転席の翔太郎へ手を差し出した。
ギュッ、ギュッ
翔太郎は力強く私の手を握った。
「今日はずっと手を繋いでいよう」
翔太郎の甘々なその言葉に私は全身震え立つ。
し、し、心臓が痛い。
破裂する。
キュンキュンする。
いい加減に、私も慣れたらよいはずなのに、
何故か出会った頃より今現在の方が爆発しそうなくらいときめく。
私は、翔太郎が包み込んでくれている2人の右手と左手を私の左の手で柔らかく覆いかぶせた。
「ありがとう、翔太郎」
私は、最高の笑顔でそう言った。
車は左右前後、田畑しかない景色に変わって来ていた。のどかなほっこりとする優しく温かい風景。
「もう少しだから」
「うん、わかったぁ」
ちょっと甘えた声で返事をしてみた。
翔太郎は、握った手を私の右頬にあてた。そして、今度は頭に乗せて、ポンポンを3回してくれた。
「もうすぐ海も見えるよ」
「ほんと!?」
私は外の景色に釘付けになった。