甘く抱いて、そしてキスして…【完】
「美園、何があった?」
心配そうに私を熱く抱きしめてくれる翔太郎。翔太郎の大きな強い鼓動が私にも深く響き渡った。
「好きとか言われたのか?」
「え?」
なにそれ?
翔太郎は気づいてたの?
どういうこと?
「あいつがお前のことを、好きなのなんて見てたらわかるよ」
翔太郎は、そう言いながら私をまた強く抱きしめた。
「付き合ってって、言われちゃったよ。なんで教えてくれなかったの?」
私は、翔太郎の背中に回してある自分の両手で、翔太郎をトントン叩いた。
「だって、美園、気になっちゃうだろ?
それに、美園は俺の女だし。誰も入る隙間はない!」
わかったか、と言わんばかりに、さらに強く私を抱きしめる翔太郎。
「待って、じゃあ、社員の話、本気でしたの?どうすんの?」
私は、顔をグイッと上に上げて、翔太郎の表情を観察し始めた。
「あ、あれ、もちろん本気だよ。仕事と恋愛は別問題」
「えっ、でも、私、なんか不安…」
私は自信たっぷりな翔太郎から、目を逸らした。
ねぇーねぇー
翔太郎は嫉妬しないの?
嫉妬してくれないの?
「社員になるかは、あいつが決めることだ。美園は社長婦人になるんだろ!」
な、何?
今、なんて?
私は空高く風船のように舞い上がって行った。心も体もあちこち飛び散りながら……
幸せ、私は幸せなんだ。
翔太郎、嬉しい、嬉しいよ。
「…私は、翔太郎を信じてる。ついて行く」
もはや大音量の私の激しい鼓動、爆発してしまう、いや、爆発してしまえー
「いい子だ」
翔太郎は、私を優しく解放してくれた。
「今日は、お風呂一緒に入ろうか?」
「…」
私は全身真っ赤にして、コクリと頷いた。
あーぽかぽかする。
あ、自分が熱い、熱すぎる……
心配そうに私を熱く抱きしめてくれる翔太郎。翔太郎の大きな強い鼓動が私にも深く響き渡った。
「好きとか言われたのか?」
「え?」
なにそれ?
翔太郎は気づいてたの?
どういうこと?
「あいつがお前のことを、好きなのなんて見てたらわかるよ」
翔太郎は、そう言いながら私をまた強く抱きしめた。
「付き合ってって、言われちゃったよ。なんで教えてくれなかったの?」
私は、翔太郎の背中に回してある自分の両手で、翔太郎をトントン叩いた。
「だって、美園、気になっちゃうだろ?
それに、美園は俺の女だし。誰も入る隙間はない!」
わかったか、と言わんばかりに、さらに強く私を抱きしめる翔太郎。
「待って、じゃあ、社員の話、本気でしたの?どうすんの?」
私は、顔をグイッと上に上げて、翔太郎の表情を観察し始めた。
「あ、あれ、もちろん本気だよ。仕事と恋愛は別問題」
「えっ、でも、私、なんか不安…」
私は自信たっぷりな翔太郎から、目を逸らした。
ねぇーねぇー
翔太郎は嫉妬しないの?
嫉妬してくれないの?
「社員になるかは、あいつが決めることだ。美園は社長婦人になるんだろ!」
な、何?
今、なんて?
私は空高く風船のように舞い上がって行った。心も体もあちこち飛び散りながら……
幸せ、私は幸せなんだ。
翔太郎、嬉しい、嬉しいよ。
「…私は、翔太郎を信じてる。ついて行く」
もはや大音量の私の激しい鼓動、爆発してしまう、いや、爆発してしまえー
「いい子だ」
翔太郎は、私を優しく解放してくれた。
「今日は、お風呂一緒に入ろうか?」
「…」
私は全身真っ赤にして、コクリと頷いた。
あーぽかぽかする。
あ、自分が熱い、熱すぎる……