甘く抱いて、そしてキスして…【完】
翌朝、私は翔太郎からの電話で起こされた。
「美園、穂乃香が書類送検された。おそらく業務上過失致死傷罪で起訴されるだろう。俺は、大学の連れの弁護士事務所に行ってくる」
かなり震えが止まらない低い声。
「えぇー、わかった」
私はいっぱい聞きたいことあるのに、何も言わない事を自ら選択した。
翔太郎も、いっぱいいっぱいなはず。
私は黙って見守るしかない。
私はリビングに行きすぐにテレビをつけた。
どの番組も集団食中毒事件を報道している。
「民事上、損害賠償責任も負わなければなりません。起訴になろうが、不起訴になろうが……」
解説に入っている弁護士が言った。
「ど、どうしよう、大変、やばい」
私は、微かな声で呟き、火照った体全体をなんとか落ち着かせて、冷まそうとした。
穂乃香さん、負けないで……
穂乃香さん、翔太郎を頼って……
穂乃香さん、私、味方だからね……
「美園、穂乃香が書類送検された。おそらく業務上過失致死傷罪で起訴されるだろう。俺は、大学の連れの弁護士事務所に行ってくる」
かなり震えが止まらない低い声。
「えぇー、わかった」
私はいっぱい聞きたいことあるのに、何も言わない事を自ら選択した。
翔太郎も、いっぱいいっぱいなはず。
私は黙って見守るしかない。
私はリビングに行きすぐにテレビをつけた。
どの番組も集団食中毒事件を報道している。
「民事上、損害賠償責任も負わなければなりません。起訴になろうが、不起訴になろうが……」
解説に入っている弁護士が言った。
「ど、どうしよう、大変、やばい」
私は、微かな声で呟き、火照った体全体をなんとか落ち着かせて、冷まそうとした。
穂乃香さん、負けないで……
穂乃香さん、翔太郎を頼って……
穂乃香さん、私、味方だからね……