とろけるようなデザートは、今宵も貴方の甘い言葉。

「どんな顔ですか」
 熱い。頬に体中の熱が全て集まってくるぐらい熱い。
 このまま顔から爆発してしまいそう。
「もっと甘えさせてッて言ってる」
「……正解です。その……仕事が忙しい喬一さんにこんなことを言うのはあれですが」
「うん。言って」
「朝、喬一さんのいないベットは寂しいというか、だから、その無理ならお弁--」

 言い終わらないうちに抱きしめられて、抱きかかえられてしまった。

「まだ言い終わってません」
「いやあ、今日は沢山寝たし。確かに新婚なのにイチャイチャが足りないなと俺も我慢の限界でさ」
 そのまま優しくベットに下ろされると、彼が私のコートを脱がして、ベットサイドにかけた。
「手が冷たい」
「……イチャイチャするなら、お風呂に入ってきてもいいですか?」
 この雰囲気に私も気づいて、立ち上がろうとしたら彼が覆いかぶさってきた。
「だめ」
「だめのだめです。喬一さんはシャワー使ってる!」
「我慢できないんだ。ごめん」
 覆いかぶさっていた彼が豪快に上のシャツを脱ぐと、私を見降ろしながら楽しそうに笑う。
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