王様生徒会長と最弱ヒーロー
葉瑠「だけど、あなた達は王様だ!
皆の事をずっと従わせておいて
途中で放り投げるんですか?
隅っこで泣いている家来を
知った事ではないと無視するんですか?
あなた達は知ってる。気付いてる。
本当は何とかしなきゃならないって
心の底では思ってる。」
偉琉「俺らにどうしろっつーんだよ。」
葉瑠「何をやっていいのか分からない皆に
あなた達が教えてやるんだ。
本物の自由を。
突然の出来事に戸惑ってる皆を
あなた達が導くんだ。
ここが道標だと。
隅っこで震えて泣いてる皆に
あなた達が聞くんだ。
何があったんだと。」
ほら、ようやく戻ってきた。
心の奥底に閉まっていた
あなた達の正義感が顔を出した。