王様生徒会長と最弱ヒーロー
美乃ちゃんは涙を拭うと言った。
美乃「この学園で1番の悪者は...
ここにいる皆です。」
叶斗「...美乃。」
美乃「そう言おうと思ってました。
でも、久しぶりにこの学園に来たら
何もかも変わってた。
私が知ってた頃の菊水学園じゃなかった。
だけど、もっと早く変わって欲しかった。
今のこの学園に叶斗くんと一緒に
お兄ちゃんにも通って欲しかった。」
輝龍くんは舞台の上にあがると
美乃ちゃんに頭を下げた。
叶斗「美乃。本当にごめん。
実の事、助けてやれなくて...。
お前の事、救ってやれなくて...。
本当にごめん。」
美乃「叶斗くん。」
壮吾「美乃ちゃん。
俺たちにも謝らせてよ!」
最近では使われなくなった
生徒会専用スペースの上から
夏目くんと青柳くんも頭を下げた。
偉琉「本当に悪かったと思ってる。
すみませんでした。」
壮吾「すみませんでした!」
皆の姿を見た美乃ちゃんは
泣きながら笑った。