王様生徒会長と最弱ヒーロー
葉瑠「兵士は言いました。
僕の事なんて目には映らない。
僕は空気のような存在なんだ。」
承「...何だ、その事か...。」
葉瑠「でも、空気がなければ
私たちは死んじゃうよ。
二酸化炭素が多くても
酸素が多くても生きられない。
当たり前のようにある空気。
でも、誰もその大切さには気付かない。」
承「さっきも言った通り
もういいんだよ、櫻田さん。」
葉瑠「その大切さに気付いて貰えないから
あなたは諦めるんですか?
誰よりも勇気のあるあなたが
何故、戦わないんですか?」
承「だって、僕には鎧がない。」