王様生徒会長と最弱ヒーロー
葉瑠「...初めから鎧なんてなかったよ。
戦い始めた私たちに
鎧なんてなかった。
あったのは、失ってもいい
その覚悟と勇気だけだった。
怖いよね、そうだよ。
誰だって戦う時は怖いんだ。
私だって怖かった。
王様達と戦うだなんて
有り得ないって思ったよ。
でも、戦う勇気をくれたのは
あなたなんだよ、大倉くん。」
承「櫻田さんと僕は違うんだ。
僕には、勇気も覚悟もない。
もう僕の事は放っておいてよ!」
葉瑠「戦ったおかげで私は青柳くんと
付き合う事が出来た。
ずっと言えなくて後悔してた。
...本当は小学生の頃から好きだった。
青柳くんは変わってしまっても
私のこの想いだけは変わらなかった。
私が辛いいじめに耐えられたのは
青柳くんがいてくれたおかげなんだ。
私の事を助けてくれた小学5年生までの
青柳くんがいてくれたから
私はずっと救われてたんだ。
青柳くんに酷い事をされても許せたんだ。」
偉琉「...葉瑠。」