王様生徒会長と最弱ヒーロー
現実の話とは思えなかった。
そんな人が...いるだなんて。
壮吾「それを知った父親は
優花里を家の中に閉じ込めた。」
葉瑠「閉じ込めた?」
壮吾「ドアを改造して中から
開けられなくした。
外の鍵は父親しか持っていない。
風呂とトイレを作り食事は
ドアの小窓から入れられるように
なってるから生活には困らない。
でも、あそこは部屋なんかじゃない。
...あそこは...監獄だ。」
辛い現実だった。
いつも明るくて笑ってばっかりの
夏目くんは毎日どんな思いで
その家にいたのだろう。
実の妹にも会えない。
苦しい思いをしている妹を
助ける事さえ出来ない。
夏目くんも苦しかったよね。