王様生徒会長と最弱ヒーロー

壮吾「でも、どうにも出来ないから。
優花里の代わりになってやろうって
思ってた。俺への監視がキツくなれば
父親は優花里の事を許すだろうと
思ってたけど俺は望んでしまった。
自分の人生を生きる事を。」

...私のせいだ。
そんな思いで夏目くんは
お父さんの言いなりになろうと
してたのに私が変えちゃったんだ。

葉瑠「...ごめん。」

壮吾「謝らないで。
葉瑠ちゃんのせいじゃないから。
こっちこそ、ごめん。
もう割り切ってるからさ
葉瑠ちゃんも偉琉も心配しないで。」

それでいいのかな?
割り切ってるなんて嘘だよ...。
だって...

偉琉「今回は辞めておけ。」

葉瑠「え?」

偉琉「相手が悪すぎる。
お前じゃどうする事も出来ない。」
< 235 / 333 >

この作品をシェア

pagetop