王様生徒会長と最弱ヒーロー

気付けば私は
夏目くんのテーブルの前に立っていた。

葉瑠「夏目くんはいつも!!
成績トップですごいね!!」

壮吾「...お前...」

葉瑠「いつも頑張ってる人に
かける言葉、間違ってますよ。
何で夏目くんの事
褒めてあげないんですか?」

父「壮吾。この無礼な
お嬢さんは誰だ?
知り合いなのか?」

壮吾「いいえ、知りません。
きっとうちの学校の生徒でしょう。
...ですが、気分を悪くさせてしまい
申し訳ございません。」

父「ああ、全くだ。」

壮吾「存じ上げませんが
この方には私の方から
話をつけておきます。」

何で、夏目くんが謝るんだろう。

壮吾「表に車を用意致しました。
今日の所はゆっくりとお休み下さい。
本日は不快な思いをさせてしまい
本当に申し訳ございませんでした!」

私が勝手にやった事なのに
何で夏目くんが......
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