王様生徒会長と最弱ヒーロー

葉瑠「え?ああ、うん。
ごめんね、急に。」

宮下「いえ。では。」

...同じクラスなのに知らないなんて。
...そんなの。

幸夫「だから、言ったのに。」

承「...ごめん。」

幸夫「仕方ないよ。僕なんか。
目立たない僕が夏目くんに
勝てるはずがないんだよ。」

葉瑠「そんな事ないよ!
通山くんだって素敵な人だよ。」

幸夫「ありがとう、櫻田さん。
でも、僕の事は本当に気にしないで。
もう慣れてるから。」

そう言うと通山くんは
私と大倉くんの元を離れて行った。
やっぱりその背中は寂しそうだった。
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