王様生徒会長と最弱ヒーロー
そう考えると怖くなった。
誰かに何かを伝える事が。
私の言葉で変えちゃう事が。
青柳くんのために
頑張る皆の姿を尻目に
私は教室へと急いだ。
それから、私は皆の事を避け続けた。
会いたくなくて...
顔を見たくなくて...
ううん、正確には
合わせる顔がなかった。
こんな弱虫な私じゃ
誰も必要としてくれない。
ープルルルルル
葉瑠「もしもし。」
偉琉「葉瑠。ちゃんと
学校通えてるか?
困った事ないか?」
葉瑠「ないよ。」