王様生徒会長と最弱ヒーロー

偉琉「そうか。明後日
親父と一緒に学校へ行く。
そこで自主退学届にサインして
俺は学校を辞める。
しばらくはバタバタするけど
必ず会いに行くから。
それまで少し待ってて。」

葉瑠「...青柳くん...。」

偉琉「どうした?」

葉瑠「...会いたい...。」

偉琉「泣くなよ。」

葉瑠「だって、何で会えないの?
悪い事をした。分かってる。
昔の青柳くんは酷かった。
...でも、1番酷いのは私だよ...。」

偉琉「お前は何も悪くない。」

葉瑠「聞いちゃったんだ。
今回の事を公にしたのは
夏目くんのお父さんなんだ。
私が夏目くんの家族を壊しちゃったから
大切な人達を奪っちゃったから
怒ってるんだ。私のせいなのに...
何で青柳くんが辞めなきゃならないの?」

偉琉「いいか?葉瑠。
元々、悪いのは俺なんだ。
責任を取るべきなのは誰か。
考えれば分かるよな?」
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