王様生徒会長と最弱ヒーロー

葉瑠「私が学校を辞めれば
夏目くんのお父さんは
許してくれるんじゃないかな?
輝龍くん。お金があれば
何とかできるんでしょ?
今回の事をなかった事にだって
出来るでしょ?
私がいなくなれば皆は...青柳くんは
元通りの生活を送れるんでしょ?」

今度は輝龍くんが私の頭を
優しく撫でる。

叶斗「サク。一緒に考えてくれないか?」

葉瑠「え?」

叶斗「壮吾に言われて考えてみた。
やれる事もやってみた。
ここには652名の署名がある。
皆、偉琉を助けたいと思ってくれたんだ。
後1人署名してないのはサクだけだ。」

輝龍くんから受け取った
署名用紙を見てまた涙が溢れ出した。
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